パタゴニアの人気フリース「ロスガトス」と「レトロX」。
どちらもパタゴニアを代表する名作として知られ、毎年秋冬の定番として高い人気を誇ります。
しかし、その見た目が似ていることから、
「結局、どっちを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パタゴニアの「ロスガトス」と「レトロX」を徹底的に比較し、
それぞれの特徴から選び方までを詳しく解説します。
あなたのライフスタイルにぴったりの一着を見つけるための、完全ガイドとしてお役立てください!

【全体像】「ロスガトス」と「レトロX」の基本情報
まずは、2つのフリースが持つ基本的な特徴を比較表で見てみましょう。
| 項目 | ロスガトス | レトロX |
| 主な用途 | 街着、インナー、ルームウェア | アウター、アウトドア、街着 |
| 素材感 | 毛足が長く柔らかいハイパイルフリース | もこもこした肉厚なパイルフリース |
| 生地の構造 | 裏地なし(一部裏地あり) | 防風性フィルムを挟んだ3層構造 |
| 防風性 | なし | 非常に高い |
| 保温性 | 非常に高い(空気を含む) | 非常に高い(風を通さない) |
| 着心地 | 非常に軽い、柔らかい | やや重みがある、しっかりした着心地 |
| デザイン | シンプル、ミニマル、すっきり | 胸ポケットがアクセント、クラシック |
| 価格帯 | レトロXより手頃 | やや高め |
この比較表からわかるように、最も大きな違いは「防風性」と「生地の構造」です。
この違いが、それぞれのフリースが持つ役割や着用シーンを決定づけています。
【徹底解説】ロスガトスとレトロX、それぞれの魅力
ここからは、それぞれのモデルが持つ独自の魅力を深掘りしていきます。
パタゴニア「ロスガトス」の魅力
ロスガトスは、スペイン語で「猫」を意味する言葉から名付けられました。その名の通り、猫の毛のようにふわふわとした、毛足の長い「ハイパイル・フリース」が最大の特徴です。

- “毛布”のような極上の肌触りと着心地
- ロスガトスのフリースは、一度袖を通すとやみつきになるほど柔らかく、
まるで毛布に包まれているような感覚を味わえます。
この抜群の着心地の良さから、自宅でのリラックスタイムや、ワンマイルウェアとしても人気が高いです。
- ロスガトスのフリースは、一度袖を通すとやみつきになるほど柔らかく、
- 圧倒的な軽さ
- 裏地がないシンプルな構造のため、非常に軽量です。
肩に負担がかからず、長時間着ていてもストレスを感じにくいのが大きなメリット。
旅行やアウトドアでの持ち運びにも便利です。
- 裏地がないシンプルな構造のため、非常に軽量です。
- 優れた吸湿発散性
- 裏地がないことで、通気性が非常に優れています。
熱がこもりにくく、汗をかいてもすぐに乾きやすいため、インナーとして重ね着する際にも快適さを保つことができます。
- 裏地がないことで、通気性が非常に優れています。
- すっきりとしたミニマルなデザイン
- 胸ポケットがないモデルが多く(一部クルーネックには胸ポケットあり)、非常にシンプルでクリーンな印象。
重ね着しやすいシルエットで、アウターのインナーとしても活躍します。きれいめなスタイルにも合わせやすいのが魅力です。
- 胸ポケットがないモデルが多く(一部クルーネックには胸ポケットあり)、非常にシンプルでクリーンな印象。
- 手頃な価格帯
- レトロXと比較して、より手頃な価格で購入できるため、パタゴニアのフリースを初めて買う人にもおすすめです。
パタゴニア「レトロX」の魅力
そしてレトロXは、パタゴニアのフリースの中でも特に高い機能性を誇る、ブランドのアイコン的存在です。

- 驚異の防風性
- レトロXの最大の強みは、表地のフリースと裏地のメッシュの間に挟まれた「防風性フィルム」にあります。この3層構造によって、フリース特有の弱点である「風を通しやすい」という点を完全に克服しています。冷たい風をシャットアウトするため、これ一着で真冬のアウターとして十分な暖かさを確保できます。
- 高い保温性
- 肉厚なパイルフリースが空気をたっぷり含み、体温を逃がしません。
防風性フィルムと合わせて、冷気を防ぎつつ、内側の暖かさをキープする「究極の保温性」を実現しています。
- 肉厚なパイルフリースが空気をたっぷり含み、体温を逃がしません。
- アイコニックなデザイン
- 左胸のナイロン製ジッパーポケットが、レトロXの象徴的なデザインです。
フリース素材とのコントラストが際立ち、クラシックでありながらモダンな印象を与えます。
このデザイン性の高さから、アウトドアだけでなく、タウンユースでのファッションアイテムとしても絶大な人気を誇ります。
- 左胸のナイロン製ジッパーポケットが、レトロXの象徴的なデザインです。
- 「Yジョイント」スリーブによる動きやすさ
- 一見すると地厚で動きづらそうに見えますが、肩部分に「Yジョイント」という特殊な袖付けが施されています。
これにより、肩や腕の可動域が広がり、アクティブな動きを妨げません。アウトドアでの活動にも最適です。
- 一見すると地厚で動きづらそうに見えますが、肩部分に「Yジョイント」という特殊な袖付けが施されています。
【比較】こんな人はこっち!「選び方」のポイント
ここまでの特徴を踏まえ、あなたのライフスタイルや用途に合わせてどちらを選ぶべきか、具体的な選び方のポイントを提案します。
※2025年9月現在、ロスガトスはメンズのラインナップがありません。
「ロスガトス」がおすすめな人
- とにかく軽い着心地と柔らかさを重視する人
- ふわふわの肌触りと軽さが、日々のリラックスタイムを格上げしてくれます。
- 街着やルームウェア、インナーとして使いたい人
- 室内での着用や、コートやダウンのインナーとして活躍します。着膨れしにくく、すっきりとしたシルエットで着こなしたい人にも最適です。
- 手軽にパタゴニアのフリースを楽しみたい人
- レトロXに比べて手頃な価格で、人気のフリースを手に入れたい方におすすめです。
- シンプルでミニマルなデザインを好む人
- 胸ポケットがないモデル(クルーネックなど)を選べば、どんなスタイルにも合わせやすいです。
「レトロX」がおすすめな人
- 真冬のアウターとして一着で乗り切りたい人
- 防風性フィルムの威力は絶大です。風の強い日や冷え込む季節でも、これ一着で十分な暖かさを得られます。
- キャンプや登山など、本格的なアウトドアで使いたい人
- 防風性、保温性、動きやすさのバランスが取れているため、アウトドアシーンでその真価を発揮します。
- パタゴニアのアイコニックなデザインを楽しみたい人
- ブランドの顔とも言えるレトロXのデザインは、ファッションの主役として存在感を発揮します。
- 耐久性と汎用性を求める人
- しっかりとした3層構造は、長く愛用できる耐久性があります。インナーを調節することで、秋口から真冬まで幅広いシーズンで活躍します。
【サイズ選び】重要なポイント
どちらのモデルも、サイズ選びは非常に重要です。
- ロスガトス
- 基本的にはジャストサイズを選ぶのがおすすめです。
ジャストサイズで着用することで、すっきりとしたシルエットになり、インナーとしても着やすくなります。
ゆったりと着たい場合はワンサイズアップも良いでしょう。
- 基本的にはジャストサイズを選ぶのがおすすめです。
- レトロX
- やや大きめの作りになっています。
ジャストサイズで着たい方は普段のサイズか、ワンサイズ下を選ぶと良いでしょう。
中に厚手のスウェットなどを着込むことを想定している場合は、普段のサイズを選ぶのが一般的です。
- やや大きめの作りになっています。
どちらも男女兼用で着用できるモデルも多いので、カップルや夫婦でサイズを共有するのもおすすめです。
試着ができる場合は、実際に袖を通してみるのが一番確実です!
ロスガトスとレトロXのまとめ
パタゴニアの「ロスガトス」と「レトロX」は、どちらも素晴らしいフリースですが、その役割と機能性は大きく異なります。
- ロスガトス:軽さ、柔らかさ、そして着心地の良さを追求したフリース。
インナーや室内着として、また街着として軽快に着用したい人におすすめです。 - レトロX:防風性と保温性に特化した、真冬のアウターとしても活躍する高性能なフリース。本格的なアウトドアからタウンユースまで、幅広いシーンで活躍する一着を求める人におすすめです。
この記事が、あなたがパタゴニアのフリースを選ぶ際のヒントになれば幸いです。
それぞれの魅力を理解し、あなたのライフスタイルにぴったりの一着を見つけて、この冬を快適に過ごしましょう!


