R1シリーズが選ばれ続ける理由
パタゴニアが誇る「レギュレーター・フリース」の中でも、特に運動中の快適性に特化したR1シリーズは、ベースレイヤーとアウターの間の「ミドルレイヤーの軸」として絶大な信頼を集めています。
厳しい環境下での激しい運動でも、汗冷えやオーバーヒートを防ぎ、常に最適な体温を保つ。そんな理想を追求した結果生まれたのが、R1シリーズに共通するグリッド構造です。
通気性と保温性を両立し、季節やアクティビティを選ばない万能さは、まさに「究極の行動着」と呼ぶにふさわしいでしょう。
しかし、R1シリーズには「R1」「R1エア」「R1サーマル」「R1テックフェイス」と複数のモデルが存在し、それぞれが異なる特性を持っています。
この記事では、各モデルの細かな違いを深掘りし、あなたの登山スタイルやアクティビティに最適な「R1」を見つけるための徹底ガイドをお届けします。!

それぞれの特徴をイメージしやすいように、AIを用いて画像を生成しました。
画像だと直感的に把握できるかと思います!
R1シリーズ各モデルの徹底比較表
R1シリーズの主なラインナップに焦点を当てて比較します。
表を見ると価格帯、用途などそれぞれ特徴があるのが分かります。
| 項目 | R1 フリース(例:R1プルオーバー・フーディ) | R1 エア フリース(例:R1エアプルオーバー・ジップネック) | R1 サーマル(例:R1サーマル・フーディ) | R1 テックフェイス(例:R1テックフェイス・フーディ) |
| 主な役割 | 汎用行動着 | 高通気行動着 | 高保温行動着 | 耐候性行動着 |
| 保温性 | 中程度 | やや低め(高通気性のため) | 高い(R1より暖か) | 中程度(防風性で体感温度が維持される) |
| 通気性・速乾性 | 高い | 最高レベル(ジグザグ中空糸) | やや低め(高保温性のため) | 中程度(防風性を両備) |
| 防風性・耐摩耗性 | 低い | 低い | 低い | 高い(表面が織物) |
| 生地の質感 | グリッド状(格子状の凹凸) | ジグザグメッシュ(中空糸) | 肉厚グリッド(より深い凹凸) | スムーズな織物(フリースは裏地) |
| 重量 | 軽量 | 最軽量クラス | やや重め(厚手のため) | やや重め(耐久性のため) |
| 価格帯(目安) | 約18,000円~25,000円 | 約17,000円~26,000円 | 約23,000円~30,000円 | 約25,000円~35,000円 |
| ベストシーズン | 通年(冬のミドル、春夏秋の行動着) | 激しい運動時、春秋 | 冬のミドル、肌寒い時期の行動着 | 冬のミドル、春秋のアウター的運用 |
各モデルの詳細解説:特徴と最適な利用シーン
R1 フリース:汎用性とバランスの取れた定番
- 特徴: 標準的なグリッド構造。吸湿速乾性、通気性、保温性のバランスが良く、最も万能。
- 用途: 登山、クライミング、トレイルランニングなど、幅広いアクティビティの行動着として。年間を通して使える基本の一着。
- こんな人におすすめ: 「最初の一着に迷ったらこれ」というスタンダードを求める人。

R1 エア フリース:汗抜けを極めた「ジグザグ」フリース
- 特徴: 中空糸を用いたジグザグのメッシュ構造。R1シリーズで最も通気性が高く、激しい運動時の発汗に対応。
- 用途: 厳冬期の高負荷な登山、スピードハイク、雪上ラッセルなど、大量の発汗が予想されるシーン。
- こんな人におすすめ: 暑がりな人、激しい運動で汗冷えが気になる人、より軽量性を求める人。

R1 サーマル:R1シリーズで最高の保温力
- 特徴: R1のグリッド構造をさらに肉厚に、そしてグリッドの凹凸を深くすることで、より多くのデッドエアを確保し保温性を向上。R1シリーズの中で最も暖かいフリース。
- 用途: 厳冬期の登山やバックカントリー、肌寒い時期のキャンプなど、保温性が最優先される行動着やミドルレイヤーとして。
- こんな人におすすめ: R1では寒いと感じる環境で行動する人、特に寒がりの人、保温性を重視しつつ動きやすさも欲しい人。

R1 テックフェイス:ソフトシェルの要素を持つ行動着
- 特徴: 表面が耐久撥水(DWR)加工された高密度の織物で、防風性・耐摩耗性に優れる。裏地はR1譲りのグリッドフリース。
- 用途: 風の強い稜線での行動、肌寒い時期のアウター的ミドルレイヤー、岩場での擦れが気になるクライミング。
- こんな人におすすめ: 耐久性や防風性を重視したい人、ミドルレイヤーにアウター的な役割も求める人。

【失敗しない】目的別!R1シリーズの選び方ガイド
具体的な利用シーンに合わせて、最適なR1モデルを推奨します。
| 利用シーン | おすすめモデル | 推奨理由(なぜそれが最適か) |
| ① 登山・クライミングの行動着(汎用) | R1フリース | バランスが良く、様々な状況に対応できる。迷ったらコレ。 |
| ② 高負荷な登山・大量発汗時 | R1エアフリース | 圧倒的な通気性で蒸れと汗冷えを防ぐ。 |
| ③ 厳冬期登山・バックカントリーのミドル | R1サーマル | R1シリーズ最高の保温力で寒さから体を守る。 |
| ④ 風の強い稜線・アウター的運用 | R1テックフェイス | 防風性・耐久性があり、アウターとしての役割も果たす。 |
| ⑤ 雪山登山(ミドルレイヤー) | R1サーマル or R1テックフェイス | R1サーマルは保温力、R1テックフェイスは防風性で。 |
| ⑥ 夏山登山(防寒着・行動着) | R1エアフリース | 軽くて通気性が高く、涼しい時間帯の行動着や休憩時の羽織に。 |
個人的には日常着で使用する場合は、R1エアフリースが使い易くていいなと思います!
ウェアについて詳しくはコチラの記事もご覧ください!
まとめ:「R1の最適解」を見つけよう!
- R1シリーズは、パタゴニアの行動着哲学が詰まった珠玉のフリース。
- それぞれのモデルが持つ特性を理解し、あなたのアクティビティに合った「最適なR1」を見つけることの重要性を再確認。
R1シリーズは、単なるフリースではありません。
体温調節を助け、あなたのパフォーマンスを最大限に引き出すための、信頼できるパートナーです。
この記事が、あなたにとっての「R1の最適解」を見つける一助となれば幸いです。
最適な一着を手に入れ、より快適で充実したアウトドア体験を心ゆくまでお楽しみください!


